水虫の原因である菌の正体は白癬菌(はくせんきん)と言い、この菌が増殖して人に悪さをします。また人だけではなく犬や猫などペットも感染するので注意が必要です。そんな水虫を治すお薬を紹介していきます。

ラミシールの写真

乾燥とラミシールのパルス療法で爪の水虫を治療

水虫は、白癬菌と呼ばれる真菌によって引き起こされる皮膚の真菌症です。真菌はカビの仲間であり、そこら中にあるので誰でも真菌により感染するリスクを背負っています。水虫は一般的な真菌症で、症状も足の痒みが出るなどと軽いもので済むのですが、アスペルギルス真菌症やクリプトコックス真菌症やムーコル真菌症といった、体の内部に菌が感染する真菌症は致死率も高く、非常に恐ろしい病気です。ここではそんな真菌症の一つである水虫、特に爪の水虫に焦点を当ててみましょう。爪の水虫は、普通の足の皮膚に生じる水虫とは違って、非常に治りにくいのが特徴です。その治りにくい理由というのは、爪の水虫は、菌が爪の中まで浸透しており、外用薬を塗っても爪の中まで届かず菌を退治することができないからです。それで一般的には、爪の水虫には内服薬を用いることが多いです。その薬には、ラミシールやイトリゾールといったものがあります。ラミシールは有効成分はテルビナフィン、イトリゾールはイトラコナゾールを含みます。この内服薬でパルス療法を行うのが標準的な治療法となります。パルス療法というのは、ラミシールあるいはイトリゾールの内服を1週間続け、その後3週間休み、再びない服を1週間続け、3週間休むというような方法です。普通は内服、休みを3サイクル繰り返して終了です。ちなみに、3週間休むのはなぜかというと、ラミシールやイトリゾールは服用を続けると肝臓に負担がかかるからです。お酒を飲む人が休肝日を作るように、休養期間が必要となるわけです。このパルス療法で、3週間の休養日は薬を服用しない代わりに、大切なことがあります。菌は一般的に乾燥に弱いです。薬を服用しない間は足をできるだけ乾燥させておきましょう。それが早い治療につながるのです。